ゴールデンウィークに毎年訪れるアメリカ。毎回ギリギリでもチケットは取れていたのに、この年はど〜しても取れず。。「じゃぁ夏休みにおいでよっ」と現地の友人達に説得され、世の中がお盆休みを終えた頃急遽渡米してきました。
毎回マイレージを使っているので、夏のこの時期エアチケットがこんなに高いとは知らずビックリ…。
本来G.Wに旅するはずだったNashville、そしてVintage Harleyに乗ってるなら一度は行っとけ!っと言われるほどの聖地”Wheels Through Time Transportation”へ向け、1500kmの旅が始まります!
2016/8/15~21 -7days-
CONTENTS
- Day 1 — From Japan to Indianapolis (by way of Minneapolis)
- Day 2 — Indianapolis —
- Day 3 — Indianapolis to Nashville —
- Day 4 — Nashville to Gatlinburg—
- Day 5 — Gatlinburg to Maggie Valley, Knoxville — Wheels Through Time Museum
- Day 6 and 7 — Return home (by way of Atlanta)
- Indiana – Kentucky – Tennessee
- Nashville – Knoxville – Maggie Valley Map
— Day 1 —
いつも荷物は最小限。10年以上使っている手荷物扱いギリギリサイズのスーツケースに詰め込んで出発!
足元広々なDelta comfort plusに加え更に広々な非常口前の席を指定。乗り継ぎのMinneapolisまで11時間快適でした〜。
Indianapolisへの乗り継ぎ時間が4時間と長かったので、のんびり空港を散策。
Snoopyがお出迎えしてくれた&”Rocky Mountain Chocolate Factory”を見つけ、疲れた体に糖分補給したらすっかり元気回復。
で、1時間半でIndianapolis到着。
迎えに来てくれた友人(Emazo)と合流しまずは”St.Elmo Steak House”でがっつり肉でお腹を満たしました。1902年創業Indianapolis最古のステーキハウスで、隣にある“Harry & Izzy’s Steak House”と姉妹店。なのでメニューは全く同じ。
どちらも毎晩大賑わいで、夜10時を過ぎてもステーキを頬張る地元のお客さんたちで賑わっていました。久々のTomahawk 20 oz.に旦那も大興奮。私は14 oz.(420g)のRibeyeをもちろんペロリ完食。
Emazo宅に到着後、大好きな“The Best Chocolate In Town”のTruffle pieでお楽しみなデザートタイム。毎度トリュフしか食べないけど、これが気になってたのっ!もう…サイコー!!
その後バイク話で盛り上がるメンズをよそに、私は渡米前に注文しておいたお買い物アイテムをチェック。男2人だとなかなかゆっくりショッピングできないので、最近はこういうスタイルになりました〜。
— Day 2 —
この日Emazoは出勤し、私たちは珍しく雨が降るIndianapolisを車で散策。
まずはいつもの“Long’s Bakery”でドーナツを仕入れブレックファースト。旦那:「コレコレ、これが食べたかったんだよ〜。」日本では食べられないアメリカンドーナツ。2人で口の周り粉&クリームだらけ。。
まずは田舎なIndianapolisで一番オシャレなショッピングモールKeystoneへ。お気に入りなRestoration HardwareやWest elm、Williams SonomaにCrate & Barrel、Pottery Barnなんかをウロウロやって、ランチタイムは“The Goose Market”へ移動し昼休みなEmazoと合流。
もう…肉食獣にはたまらんですっ。生ハムの試食もたっぷりさせてもらい、Fig & Duckの極上サンドイッチにかぶりついた。1年間この日を待ってたよ〜。
Emazoは仕事に戻り、私たちはWhole Foods Marketへ。「30分待ってて!」っと旦那を一人車中に残し、買い物ゲームのような勢いで必要なものをバスケットに打ち込みました。
写真のピンクグレープフルーツソーダは、私の愛読書 “Bon appetit” の特集記事”Which of These Grapefruit Sodas Won Our Blind Taste Test?”で、「心地よい苦さと甘さ、そしてバランスのとれた風味が本来のグレープフルーツの味に最も近い」と紹介されていたので買ってみた(詳しくはこちら)。
その後バイクビルダーの友人Jayのショップへ。
ちょうどシカゴから他のビルダーがやってきていて、また新たな繋がりができました。Vintage Harley好きにはたまらないね〜。
Jayの家族にも久しぶりに会え、娘のMeaの成長っぷりに驚いた。お土産のミルキー1袋を驚異的な速さで食べ尽くす姿は、将来有望。。
母親に書いてもらったJayの名前とニックネーム。「Samurai!!」っと大喜びしてもらえて良かったよ〜。
新しい友人Chanオジさん:「日本に一度行ったことがあるけど、すごく綺麗で整理されてる。でも人がいっぱいいてとても小さな国だよね。」
私:「そう、窓を開けたら”ハイお隣さん〜”って握手するんだよ。」
ってのに大爆笑。でもホント、そんな感じだよね。
Jayのショップから一旦帰宅してバイクに乗り換え、ツーリングがてらディナーに向かいました。
旦那は毎年乗っているけど、私はアメリカ初体験!ノーヘルってこんなに気持ちいいんだ〜。いつも車で通っている道だけど、バイクからの眺めは全く別物。若干恐怖心があるものの風を切って走る爽快感は最高!
ダウンタウンを抜け約30分で目的地の”Tinker Street Restaurant & Wine Bar”に到着。
最近OpenしたNew American Cuisineなレストラン。グルメなEmazoも初めてとのことなので、ざっと看板メニューを頼んでみた。
この時期Indianapolisの”特産”といえばコーン。チキン、ポーク、サーモン、そして旬な地元食材をふんだんに使った料理はどれも美味しくて大満足。3種のジェラートにチョコレートスモア&バナナパイとデザートもしっかり食べて幸せいっぱい!
日本でVintage Harleyに乗っているとチラ見する人はいても声をかけてくる人はあまりいない。でもアメリカでは車に乗っている人や道を歩いている人、たくさんの人に声をかけらる。
この時もレストランのオーナーが2台のバイクを見て、「いいね〜。すごくかっこいいよ!」っと話しが盛り上がった。見知らぬ人にでもストレートに気持ちを表現できるっていいよね。
お腹パンパンだけど、ダウンタウンをウロウロやって夜のツーリングを楽しみました。
見慣れたこのサークルもグルグル回って大はしゃぎ。
— Day 3 —
北海道と同じぐらいの緯度に位置するIndianapolisは、夏でも朝晩そこそこ冷え込みます。
この日のブレックファーストは、バイクに乗って前から気になっていた”Love Handle”へ。くるぶしまでしかないヘナチョコ靴だった私は、Emazoにブーツを借りていざ出発!たまにサンダルとかでバイクに乗っている人を見かけるけど、さすがにこのバイクで短パン&サンダルは怖いです。。
現在2台のヴィンテージを所有しているEmazo。最近Dodgeのピックアップトラックを購入し、新たなカーライフを楽しんでいる様子でした。
ダウンタウンを抜け一路東へ。私の愛読書な”Bon appetit”や、”Food & Wine”、その他多数のメディアで紹介されていているレストランで、ずっと行きたかった”Love Handle”。
Emazoに「事前調査しておいて!」と頼んでおいたら、「ヤバイっすよ〜。ウマイです〜!」っと聞いていたのでテンション上がりまくりっ。Indianapolisはここ数年「ここはブルックリンか?!」ってくらいハイクオリティーなレストランが続々Openしていて、Love Handleも注目を浴びています。
看板メニューは丹精込めて仕込まれたお肉をたっぷり挟んだSandwichとBiscuit。毎週メニューは変わるので、「アレが食べたい!」と思って行ってもなかったりするらしい(ほぼ毎週行っているEmazo)。
この日はBeef Tongueサンドイッチ(Emazo)とPork Bellyビスケット&グレーヴィー(私)、Beefパテのフレンチトースト(旦那)を注文。
サンドイッチには必ずフレンチフライの代わりにポップコーンが添えられる。地元食材を使い、オーガニック&ヘルシーなのも人気の秘密。
日本にいるときから私のメニューは”Pork Bellyビスケット&グレーヴィー”っと決めていたので食べられて感動。ジューシーなPork Bellyと濃厚トロトロなグレーヴィー、サックサクなビスケットは絶品すぎて「もったいなくて飲み込めないっ!」っと涙。。Emazoのも旦那のも、今まで食べたことがない超絶なウマさで気絶寸前でした。
Pork BellyやBeef Tongue、その他様々な肉(部位)を独自の調理&味付けで魔法をかけてしまうシェフのChrisは、いわゆる”天才”。そんなChrisに会えて大興奮な私。雑誌やTVで見ていたので、そのまんまな人柄に惚れ込んでしまいました〜。
連絡先のやり取りなんかも済ませ、「また来年食べに来るからね〜。」っとお別れしました。
昨年11月、Emazoが一旦帰国した際、なんとビスケットとブラウニーをお土産に持たせてくれたChris。こう言う繋がりが人生を更に豊かにしてくれるんだよねっ!
コンビニかファストフード店だったと思われる店内は、ほぼ元の状態を保ったままの超シンプルな作り。オシャレなダウンタウンでは無く、地元の人でもあまり近付かない黒人やジャンキーがたむろする危険地域にあります。
これから開発が進む地域らしいので、次回はもう少し綺麗になってるかな〜。
毎年ゴールデンウィークの時期は晴天続きで気持ちが良いけど、夏のIndianaは天気が安定しない日が多くこんな感じらしい。スカッとした青空じゃないけど、せっかくなのでツーリングがてらIndianapolisを一回り。
コーン畑が永遠と続く田舎道をひた走り…。
ただでさえ凸凹道をノーヘルで走るの怖いのに、ハイウェイに乗ったらメチャ怖い。。凹みじゃなくてぽっかり空いた”穴”だもんねぇ〜。改めて日本の道路がいかに安全かってのを思い知った。
2時間ほどバイクでウロウロし、一旦Emazo宅へ戻り次なる目的地Nashvilleへ出発!
65号線をひたすら南下し、IndianapolisとLouisvilleの丁度中間点なSeymourでランチ。
昔ながらのダイナー”Townhouse Cafe”。結構有名みたいで地元のオジさんオバさん、おじいちゃん&おばあちゃん達が集う憩いの場。アメリカ大陸を南下していくと食べ物もやっぱり南部らしくなってきます。
私はシンプルなGrilled cheese($4)、旦那はDouble Cheese Burger($8)。Emazoは”Daily Lunch Specials”のSalisbury steak($6.50)。いや〜、安いし美味しいし、フッカフカ&クリーミーなコーンブレッドとコールスローがまた最高!そしてこの旅で私が立てたスローガン”パイを食べ尽くす!”に従いここでもバナナクリームパイを。。もう…たまらんですっっ。
Indianapolisから約300mile(4時間半)、夕方にNashville到着。ずっと車中で動いていないのでお腹すかないけど、やっぱりここに来たら食べなきゃいかんBBQ!!
事前に調べておいたレストラン”Edley’s Bar-B-Que”でガッツリ肉を食べました。名物料理(っと言うかアメリカはどこに行ってもBBQは名物)だからどれにするか迷い、結局Pulled Chicken、Pork Rib、Beef Brisketと全種注文。
う….ウマイ…美味すぎる(涙)。
お腹パッンパンなのに我慢できずPecan pieをお持ち帰り。この日の宿”Hampton Inn”にて次の日の作戦会議(主に食べ物)。
そうそう、今回食べ歩きMapを作っていったのですごく便利でしたっ。Pocket Wi-Fiとか無くてもiPhoneのみでネットにサクサク繋がり便利なんだけど、やっぱりこう言う大きなビジュアルだとわかりやすく、みんなでワイワイ眺めるのも楽しい。
この旅4個目のパイを平らげ就寝。明日も食べまくりますっ。
— Day 4 —
時差ぼけってのが無い私は旅に出ると必ず早起きして散歩に出かける(am5:30起床)。この日は旦那も一緒にホテル近くにあるCentennial Parkへカメラを抱えてトコトコと。
なぜかパルテノン神殿。1897年テネシー州制100周年記念万国博覧会のために原寸大のレプリカが建てられたそう。
まだ誰も歩いていない街中をウロウロやって……。
ホテルに戻りグ〜スカ寝ているEmazoを叩き起こして次なる目的地へ出発。
Nashvilleでどうしても行きたかったレストラン”Biscuit Love”。その名のとおりビスケットが看板メニュー。大好きなBiscuitはパンケーキと並びアメリカの朝食に欠かせない。北部はサクサクフレーキー。南に行くほどフカフカになる。そんなSouthern styleなビスケットの本場でコレを食べないワケにはいかんですっ。
私はシンプルにBiscuit, Smoked Sausage, One Egg, Aged Cheddarにフルーツサラダ($8)、旦那はビスケットのフレンチトーストLily($9)、EmazoはたっぷりグレーヴィーガかかったEast Nasty($10)。
うわ〜っ美味しい〜!同じビスケットでもこんなに違うとは…。Northern & Southern Styleどちらも自分でよく作るけど、やっぱり本物食べると勉強になる。
特にこの”LILY”と名のついたフレンチトーストが最高!!
サイドに頼んだJohn’s Ham Bar(4種のハムとチーズの盛り合わせ $11)も美味しくて。。一緒に添えられたHot Honeyも抜群なマッチング。
大人気店とあり10分ぐらい並んだのだけど、食べ終わって外へ出てみると長蛇の列ができていてその人気ぶりに驚いた。いいぞNashville!美味しいもの天国だっ。
いろいろアメリカ国内を旅したけど、ここまで内陸(中東部?)には来たことがない。食べ物も雰囲気も初体験で劇的なカルチャーショックは無いものの、ジ〜ンと後から染み込む感じ。
ダウンタウンを一回りしてホテルに戻る途中、1939年Openのソーダショップ”Elliston Place Soda Shop”に寄ってみた。
店に入るなりみんなで「うゎ〜っ。。」っと。77年と言う歴史を感じさせるノスタルジックな店内は、古いものが大好きな私達3人の心をわし摑み。床のタイルとか、壁の絵とか天井の汚れっぷりとか。。
ソーダショップなんだから頼むのはもちろんMilkshakes!!キンキンに冷えたシェーカーでフレッシュなのを作ってくれます。しかも大量に。私はMalts Milkshakesのストロベリー、EmazoはMalts Milkshakesのチョコレート。旦那はお腹の調子が悪くて辞退。
Open以来変わらぬレシピで作られたシェークは濃厚&クリーミーで美味しいっ。Malt(麦芽)入りのミルクシェークは大好きで自分で作る時も必ず入れる。多分750mlぐらいあると思われるシェーク($4.75)はさすがに飲みきれず、カップをもらって持ち帰り。
ボックスシートの壁には小さいジュークボックスがあって…。
ピタリと時間が止まったような感覚になる。
ホテルをチェックアウトしたら、アメリカTVでお馴染みな『American Pickers』のショップ”Antique Archaeology”へ。何かの工場跡地を改装し、数々のショップが入ったモールになってる。
目当ての”Antique Archaeology”はただのお土産やさんで大したことはなかったんだけど…。
建物が素敵だった。
古いものを大事に残す。地震大国、そして狭い日本では逆にお金もかかるしなかなか難しいことだけど、、出来ることなら見習ってほしい。
ダウンタウンに戻りこれぞThe Nashvilleなメインストリートをウロウロ。開発が進んでいる地域もあり、新旧な建物が混在した不思議な街。ナッシュビル・サウンドと呼ばれるジャンルが生まれた音楽の街であり、いたるところにライブハウス兼バーが立ち並んでる。でもお酒も音楽もあまり興味が無く、ガヤガヤしたところが苦手な我が家にはちょっとディープすぎました。。サクッとカントリーミュージックの博物館とかHatch Show Print(印刷屋さんのミュージアム)なんかを周り。。
チェックしてあったGrocery Storeの”Southernaire Market”へフラッと立ち寄り。
ランチに行くつもりだったレストランがつぶれていて(移転かも)ガッカリ。。
で、こういう時のために第2候補もチェックしてあったのでそちらへ移動。
Nashvilleと言えばカリカリのフライドチキンに激辛ソースをたっぷり染み込ませたHot Chickenだよね!ってコトでこの日のランチは”Hattie B’s Hot Chicken”(West Nashville)。
私はSMサイズのモモ&腰なDark meat($8)。EmazoはLGサイズのDark meat($10.50)。White meat好きな旦那は手羽と胸肉を($9.50)。そして南部と言えば忘れちゃいけない”Iced Tea”(Southern Sweet Tea)。美味しいのだけど砂糖たっぷりで激甘なので、喉が渇いたからと言ってゴクゴク飲むのは危険です。
旦那:「ヤッバイ美味さだっ!!」
スパイシー&辛いの大好き、おまけにフライドチキンにも目がない我が家。そりゃぁ満足できないワケないよね〜。Emazoも初めて食べたと言うのでこれから病み付きになること間違いなし。もちろん自分でも作ってみるつもりです〜。
お腹もいっぱいになり、眠気と戦いながら夕方4時過ぎにNashvilleを出発。都会の景色から段々と自然が増え、道路もひたすらまっすぐへと変化して道中ワイワイ&運転交代しながらのドライブは楽しいです。
40号線を東にひたすら走ること約250 mile。午後8時40分頃にKnoxvilleのちょい手前Farragutにあるフレンチクレープ屋さん”The French Market Creperie”に閉店ギリギリの到着。
私は食事系のSmoked Salmon($10)、旦那はCrispy-Cheesy Ham or Turkey($8.95)、Emazoはスイーツ系のCinnamon & Banana with Caramel($6.45)をチョイス。注文してから焼き上げてくれるモチモチ&特大サイズなクレープがすきっ腹を満たしてくれて大満足〜。これまた我慢できなくてエクレアを追加した私。これでまた元気にドライブを続けられますっ。
Farragutから小一時間でこの日の最終地Gatlinburg到着。ここは自然大好きな私が楽しみにしていたGreat Smoky Mountains National Parkの端っこ。本当は夕方に着いて散策するつもりだったんだけど、Nashvilleに長居してしまったため断念。。日本で言うと箱根とかの温泉街みたいで、夜遅くまで賑わうメインストリートを練り歩いてホテルでバタンキュ〜。この日の宿泊先は”Hilton Garden Inn Gatlinburg”でした。
— Day 5 —
この旅も残すところあと2日…って時にやってしまったっ!!3人とも寝坊ですっっ。
旅行中寝坊したことなんて無いのに、そしていつも私がEmazoを叩き起こすのに…この日はな〜んとEmazoに「起きてくださいっ!寝坊ですっ!ネ〜ボ〜ウ〜〜!!」っと。。
Great Smoky Mountainsの朝の散策を楽しみにしていたのにっ。ものすごいショックで一瞬何が起きているのか、自分がどこにいるのかも分からず。で、2秒後我に返り超特急(10分ぐらい)で支度してホテルを飛び出した。
あ〜、、この素晴らしい景色をゆっくり堪能したかった。。でもね、そんな失敗をいつまでもクヨクヨしてても仕方ない。途中休憩しつつ、雲海が広がる”Great Smoky Mountains”を満喫しました。
3人でワイワイ&ガヤガヤと楽しくドライブすること1時間半。この旅のメインとなる目的地ノースカロライナ州にあるMaggie Valleyに到着。
でもその前に….。食いしん坊3人が朝ごはん抜きでここまでやってきてさすがにお腹ペコペコ。。急遽飛び込んだ”Carver’s Maggie Valley Restaurant and RV Park”にて軽くアメリカンブレックファースト。私はButtermilk Pancakeに2 Eggs + Country Ham。旦那は2 Eggs With Corn Beef Hash。Emazoは2 Eggs & gritsとButtermilk Biscuitに、Smoky Mountainsご当地グルメなRainbow Trout。何を頼んでも必ずパンケーキが付いてくるんだけど、南部ならではなフワフワButtermilkがとっても美味しいっ。
さぁっ!いよいよ旦那とEmazo、そして私の胸も高鳴る最終目的地。Indianapolisから約1000kmひたすら走ってきたのはここに来るため。Vintage Harleyに乗っているなら一生に一度は訪れておけっ!!!と言われる聖地 “Wheels Through Time Museum” 。
約3700㎡の広大なミュージアム内には約350台以上のヴィンテージバイク(1900年頃から)が展示されていて、ズラ〜リと並んだバイクの数にも圧倒されるけど、強烈なのはミュージアムだけでは無くオーナーのDale Walkslerがハンパない。日本では”バーンファインド”(原題:What’s In The Barn? )と言うタイトルでDiscovery Channelにて放送されていたので、Harleyに興味のない人でもご存知かも。。
1969年から2002年までイリノイ州にあったこのミュージアムで、我らがEmazoは学生時代な〜んとここで2年近くバイトしてました。Emazo曰く、「ここがあったから、Daleに出会ったからアメリカに移住した。」と言う彼の人生を変えた場所(人物)。久しぶりにDaleに会えるのでワクワクしていたEmazoと、彼を見つけ駆け寄りギュッとハグするDale。その光景を見て思わず涙な私と旦那。。そして日本からわざわざやってきた私達夫婦を大歓迎&もてなしてくれました。
入場料$15だけど、もちろん顔パスでDale自らミュージアムを案内してくれた。
入り口を入るなり、「なんだよ…なんだんだよコレ〜!!」っと。。いつもTVで見ていたのに、実際に行くと言葉を失う。バイクを片っ端から説明してくれるDaleはまるで子供のようにはしゃぎまくり、きっと何万回も同じ説明を繰り返しているんだろうけど、それが楽しくて仕方ないといった様子。
それぞれのバイクに説明書きがあるわけでもなく、ショーケースに入っているわけでも、ロープ(?)が張ってあるわけでもなく。。このミュージアムの最大の売りは、展示してあるバイク全部が走るってコト。バイク下にはオイルパンが置いてあって、「本当に動くんだ〜。」なんて考えてたら、Daleがいきなり一台のバイクにまたがりエンジンかけて走り去って行った。しかも室内なのに猛スピードで….。これまた「なんだよ…なんなんだよアレ〜!!」っと開いた口が塞がらず。。
しばらく帰ってきそうに無いので、各自ゆっくり見学タイム。ほとんどがHarley-Davidsonだけど、それ以外にもIndian、Excelsior,、Hendersonなどなど数々のヴィンテージバイクに加え車や飛行機までが展示されていて、全部をじっくり見るとなると丸一日あっても足りないくらい。確かに、こりゃぁ”聖地”だね。
小一時間ほどしてDaleが帰ってきたら、「ワークショップを見せてあげるよ!」っと嬉しいお誘い。で、奥へ案内されると、「あ〜、TVに出てきた作業場はここだ〜。」って感じ。展示台数を考えると以外と小さいので驚いた。
TVの印象だと頑固者のオヤジって感じで怖いイメージだったけど、実際は話好きで笑顔を絶やさない人。で、バイクの話になると真剣な顔つきになり、愛情がヒシヒシと伝わって来る。
Dale:「日本のTVでは英語?それとも日本語を喋ってる?」
私:「日本語だよ。」
自分に吹き替えが付いていると知って意外に嬉しかった様子です。
Dale:「ミュージアムが2002年にノースカロライナに移る時、Ichiro(Emazoの事)に『ゴメン、引っ越すよ。』って言い辛かったんだよ。」
と…。自分のためにアメリカへ移住した二十歳そこそこの若者を置いていくのが心苦しかったんだそうだ。
話の止まらないDaleに、「ちょいとランチしてくるよ。」と言い残し、近くにあるイタリアンレストラン”Frankies Italian Trattoria”へ。イタリアからの移民だったFrankさん一家が1971年以来代々家族で経営してきた老舗です(2011年今の場所に移転)。
私はシンプルにMargherita&Tomato SoupにCANNOLI。旦那はChicken Parmigana & Tomato Sauceとビスコッティが乗ったCappuccino。EmazoはLinguini White ClamにRicotta Cheese Cake。余計な味付けなし、シンプルだけどそれが最高に美味しい秘訣。
そして長身&小顔で小綺麗なウェイターのお兄ちゃんは、”オネエ”な話し方から身のこなしまで全てがカワイくて。。
お兄ちゃん:「料理は美味しかった?他に何かある?(かしら?)」
私:「デザートのメニューちょうだいな。」
お兄ちゃん:「も〜ちろんよ〜。ちょっと待ってねぇ〜。」
お腹いっぱいになったらミュージアムに戻り、またまたどっぷりVintageな世界に浸かりました。
旦那が日本からお土産に持って行ったTamiyaのプラモデルに大喜びなDale。なんと”第二次世界大戦コーナー”に飾ってくれましたっ!もしここに訪れる機会があったら探してみてくださいっ(エントランス入ってすぐです)。
お返しにと私にはなんだかわからないデッドストックな部品をもらいこれまた大喜びな旦那。
メカニックのニイちゃんが最近手に入れたと言うサービカーとも記念撮影(たまたまサービカーのTシャツ着てる旦那)。
気がつけばすでに閉館となっていたミュージアム(pm6:00)。
私:「じゃ、Dale、またね。私たちの事忘れないでね!」
Dale:「そのBeautiful smileは絶対忘れないよ!」
と、別れを惜しみつつMaggie Valleyを出発。
本当はもう少し早く出発して、私が長年憧れ続けている農場“Blackberry Farm”に寄りたかったのだけど、楽しそうな旦那とEmazoの姿を見ていたらどうでも良くなってしまった。このBlackberry Farmのような暮らしをするのが夢なんです。。ま、生きているうちに行けたらいいな。。
約1時間半(97 mile)でKnoxville到着。この時期はDaylight saving time(夏時間)なので、pm8:00だと言うのにまだこんなに明るい。
木材、石炭、大理石などのなどの集散地として発展したテネシー州KnoxvilleはNashvilleに次ぐ歴史ある都市。今も工業が盛んで建物や風景からそれが伝わってきます。
そしてこの旅最後のディナーは”Knox Mason”にて。
憧れのBlackberry Farmでスーシェフを務めていたMatt Gallahergのレストラン。地元食材にこだわり、南部ならではの料理をアレンジしたNew American Cuisineです。
豚の脂をカリフワに揚げて、スモークパプリカとTennessee Sunshine(ホットソース)をたっぷりかけた Fresh Pork Rinds。やっばい…美味しくて手が止まらんね。
私は南部ならではなGreen Tomato Relishが乗ったPork Blade Steak。旦那はたっぷりなCarolina Gold RiceにどデカイRoasted Chicken Breast。EmazoはカリサクなGeorgia Quail(ウズラ)とこれまた南部ならではMississippi CatfishのGumbo。
いや〜っ、どれも美味しかった!新鮮な食材にSouthernな料理。今までアメリカをいろいろ旅したけど南部は初めてなので、この旅では特に食べ物が楽しみだった(いつもだけど)。
未だ”Wheels Through Time Museum”の興奮冷めやらぬMen’s2人。食事中もバイク話で盛り上がりました。
ホテルに荷物を置いて散歩に出かけたら。。またまた”The French Market Creperie”でコレ食べちゃいましたっ(Down Townにもあった)。お腹いっぱいなはずなのに….ね…。
Knoxvilleの街並みは古くて、住宅もそれぞれ可愛らしい。住んでいる一帯がみんなこんな感じだったら、自分の家も思いっきりこういうテイストにしたいよね〜。
いよいよこの旅も終わり。毎度最終日の夜に迎える大仕事は、持ち帰る荷物の梱包作業です。一番最初に書いたように、洋服やら何やらの荷物は極めてコンパクトなので行きは身軽な夫婦2人。でも帰りは旦那のバイク部品やら私のお買い物品やらと大量にあるので、今回は旅の途中少しずつパッキングしておいたので楽チンでした〜。
— Day 6~7 —
EmazoにMcGhee Tyson Airportまで送ってもらい私たちとはお別れ。彼はここから一人Indianapolisまで約600kmのドライブ、私達は一旦Atlantaで乗り継ぎ帰国します。
行きの飛行機でうっかり忘れて寒い思いをしたので、モコモコ靴下と足置き用超小型な折りたたみ椅子(100均の)を機内に持ち込んだ。足元広々で快適だったので、珍しくしばし睡眠することができましたっ。
Deltaの投げやり(よく言えばフレンドリー)なC.Aさんとキャッチボールを楽しみ(スナックとか投げてくる)、いつも通り出されたものは全部平らげフォアグラ状態。7日間の夏休みを終え無事帰国しました〜。
毎回夕方到着なので、成田からそのまま私の実家へSucreを迎えに行き帰宅。すぐさま荷ほどきして大事な物が壊れていないかチェック&お片付け。こういったガラス製品がたくさんあるので梱包に時間がかかるんですっ。
今まで破損してしまったことは無く、結構すごい物を持って帰ってきます。今回キャンプ用にタープも頼んでおいたのだけど、日本で買うと4万以上なのがアメリカで2万しないで買えましたっ。こう言うところがまた魅力なのよね〜。
事前にEmazo宅へ送ってもらってあった品がほとんどで、食材のみ現地で買いました。この方法が意外に便利で、「ど〜しよっかな〜、買おうかな〜やめようかな〜。。」っと、旦那を待たせること無く、ネットでじっくり悩めます。
Starbucksのアプリ(U.S版)に入金も忘れずにしておいた。日本でもコレに頼りっきりなので、これまた便利だよねぇ〜。
ブランド物のバッグとか靴とか洋服とか、全く興味が無い我が家。これでしばらく我が家のパントリーが潤います。
さ〜て、ここまで読んでくれる人は滅多にいませんが、もし読んで頂けていたら嬉しいですっ。
年々更新するのに時間がかかるようになってきてしまい、この記事も気がつけば次の旅の1か月前で更新完了…。そう、2017年の旅はいつも通りゴールデンウィークに行ってきますっ。お楽しみに〜。
renova 2017-03-29
はじめまして!
はあああ、楽しそうで豪快な旅ですねえ!!
私は友人的にも仕事的にもヨーロッパ系(主にフランス)なので、アメリカってこんななのかーーとびっくりです。
噂に違わない一皿の量とか! グレービーソースのかかったビスケットとか! ビーフパテのフレンチトースト????とか!
「なにそれっ!?」しっぱなしでした。
初めて見たし聞いたし、どんな味なんでしょう。
次はどちらに行って、何を召し上がるのか、すっごい楽しみにしてますねっっっ(文末の「っ」私も好きです)
fujey 2017-03-30
renovaさんへ。
初めまして。コメントいただきありがとうございますっっ。
私はヨーロッパに憧れてます。人は大雑把、建物は素晴らしいですがやはり工業的?、食べ物もガッツリなアメリカとは違いなんでも繊細なんだろうな〜。いいなぁフランス。。
身内にフランス人がいるので話は聞くのですが、未だ行ったことがありません。旦那が退職したら全財産叩いて1年ぐらい住んでみたいです〜。そして食べ尽くしたいっっっ!
ボキャブラリーが無いので心情の表し方が「っ」ぐらいしか知らないんです。。
また是非コメントくださいね〜。
atsi 2017-11-09
初めまして!
読んでいて引き込まれました〜
こんな人生楽しいですね〜
また楽しく読ませていただきます♫